発達障害、広汎性発達障害、アスペルガー症候群、自閉症スペクトラム、ADHD、注意欠陥・多動性障害、学習障害と、いろんな名前を聞くけど、結局どれがなんなの?どういう分類なの?と思われている人は多いのではないでしょうか。大きく特徴をまとめたものを図と文書にてご説明させていただきます。
【自閉症スペクトラム障害】
言語・認知能力にあまり遅れはないが、社会性やコミュニケーション、社会的想像力に自閉的症状がみられる。
・社会性の障害・・・友達とうまくかかわれない。友達とトラブルになりやすい。
・コミュニケーションの障害・・・一方的でまとまりのない話をする。大人びた言葉使い。冗談を真に受ける。表情が乏しい。
・社会的想像力の障害・・・他人の感情が理解できない。経験したことがないことを想像できない。こだわりが強い。
【ADHD(注意欠陥・多動性障害)】
不注意、多動性、衝動性がみられる。
・不注意・・・ケアレスミスが多い。いつも探しものをしている。整理整頓が苦手。すぐに気が散る。集中力が持続しない。
・多動性・・・じっとできない。落ち着きがない。授業中や食事中もすぐに席を立つ。手や足をいつも動かす。静かにできない。
・衝動性・・・順番を待てない。せっかち。おしゃべり。ちょっかいをよくかける。
【LD(学習障害)】
読む、書く、計算、推論、運動などある特定の分野の習得に非常に時間がかかる
・読字障害 ・書字障害 ・算数障害