耳あかが詰まることで、こんな話しがあります。
認知症の96歳男性は耳の中に豆ぐらい大きな耳あかが両耳をふさいでいた。話しかけても反応も遅く、理解も乏しかったという。
しかしその耳あかを取り除くと、急に話しかけに応じるようになったという。
耳は、音を聞き体のバランス感覚をつかさどるものであります。
耳あかが溜まることで認知機能が低下していたと考える。
ではどういったサイクルが認知機能低下に繋がるのか考えてみる。
①耳あかがたまる。
②聴力が低下する。
③会話が難しくなる。
④会話を行わなくなると脳への刺激が減る
⑤認知機能の低下
しかも認知機能が低下することで耳も含め、清潔に保とうとする意識が薄れ、ますます耳あかが溜まる。
そして更なる認知機能低下という悪循環が生まれるのである。認知機能を低下させないためには耳掃除も適度に行うことが必要なのである。
※ただし耳掃除のやりすぎは禁物で耳掃除は2週間に1度で十分である。適切な頻度と適切な方法でおこないましょう。